キックスターターで脅威のスピードで目標金額を達成し
最終的に3500%の出資金額を集めたボードゲーム
そのテーマの邪悪さとミニチュア(?)の精巧さにやられて
クトゥルフよく知らないのに僕もうっかり金を出してしまった例のブツが
ついに届いてしまった
どんなゲーム?
HPラヴクラフトの小説を基にした架空の神話(そういう事になってる)
クトゥルフ神話
これをテーマにしたボードゲームで
各プレイヤーはそれぞれ邪神の一柱を担当し
互いに勢力図を拡大せんとつかみ合いの殴り合いをするゲームである
人類は滅びます
コンポーネント
まずこのゲームの最大の特徴として
でかい!
ものすごくでかい!
ドイツのボードゲームではオーソドックスな大箱の3倍くらいある
プレイ時間は90分 特殊能力の嵐 重ゲーといって過言ではない内容ではあるが
このゲームは物理的にも重ゲー
(昔のテキストサイトのような演出)
そして内箱の側面
キックスターターでの出資者の名前がずらり
何かの呪いか
この中に僕の名前も載ってるはずなんだが4面ともびっちりこの調子なので
名前を探すのはちょっと諦めてる
中身
思ったよりもスッキリしてる
トークン類
えらくシンプルにまとまってる
スモールワールドの方がよっぽど多いくらいだ
そしてさすが140万ドル集まった企画というか
トークンの厚みもしっかりしてるし アートワークがまた素晴らしい
呪文書
各勢力に6枚ずつ用意されているこれは 特定の条件を満たすことでアンロックされ
特殊能力を与えてくれる また勝利条件の1つとしてこれらを6つアンロックする事が必要だ
ゲート
マップ上に設置する事で 神話生物や旧支配者を召還するのに必要であると同時に
活動のエネルギーを与えてくれる
エルダーサイン
ざっくり言えば 勝利点
無駄に巨大なファーストプレイヤーマーカー
各勢力に用意された個人カードと勝利点トラッカーとか
これらはちょっと厚みのある紙なのだが
できればこれもボードだと良かったんだけどなー
個人カードには 各ユニットの詳細や 呪文書のアンロック条件
活動エネルギートラッカーが記されている
それぞれまったく異なったユニット 特殊能力 アンロック条件なので
異なった戦略が要求される
ゲームマップ!
両面印刷された2枚のマップを組み合わせて 2〜5人プレイまで対応してる
比較用にチケットトゥライドUSAのマップ
そしてお待ちかね このゲームの最大の魅力の1つであるミニチュア(?)!
二重底になってるぞ
キン消しのコレクション状態
クトゥルフ
イエローサイン
ブラックゴート
這い寄る混沌
各勢力の旧支配者のサイズはこんな感じ
ミニチュアと言い難いくらいでかい
どれも精巧で 超かっこいい
この大量のミニチュア(?)で既に大満足だ
ゲーム内容
それぞれマップ上の特定の地域に ゲート1つと信者6体を設置してスタート
古の神々は 僕らの信じる心で何倍も強くなれるんだ
マップ上の信者の数+(支配下にあるゲートの数*2)=活動エネルギー
(”()”はこの数式では必要ないはずだけど 分かりやすさを優先します)
この活動エネルギーが許すだけ 教団は世界中に勢力を広げ 神話生物を召還し 旧支配者を覚醒させ 破壊の限りをつくすことが出来る
なのでゲーム開始時の活動エネルギーは8
ゲーム中 何をするにもこの活動エネルギーが必要となり
活動エネルギーを得るためには 世界中にゲートを構築し 信者を増やし たまに他プレイヤーの信者をさらって生贄にささげる事が必要だ(信者の捕獲は他プレイヤーのエネルギーを減らし自分のエネルギーを増やす事になるので一石二鳥)
手番中にできる事は基本的に
・信者の勧誘
・神話生物・旧支配者の召還(覚醒)
・ゲートの構築
・移動
・戦闘
・他信者の捕獲
この6つ
それぞれコストが設定され
そのコスト分 活動エネルギーから支払い
次のプレイヤーに手番が移る
活動エネルギーが残っているなら 何度でも手番を実行し
全員の活動エネルギーがなくなったら ラウンド終了
あらためて活動エネルギーを補給して 次のラウンド
この流れを ”絶滅儀式”あるいは”破滅トラック”が規定の数値に達するまで続けてゲーム終了
ゲームが終了した時点で 呪文書を6つ獲得したうえで
最も多くの破滅ポイント(勝利点)を獲得しているプレイヤーの勝利となる 人類は滅亡する
破滅ポイントはラウンドの最初に自動的に獲得できるが
その数は支配下にあるゲートの数と同じ
つまりどれだけ多くのゲートを確保しているかが大変重要だ
ゲートの数は活動エネルギーに直結し 破滅ポイントをももたらす
そしてもう1つ ラウンド毎に1度実行できる 絶滅儀式
必要コストを支払う事で実行し これによってゲートの数だけ破滅ポイントをもう1度獲得できる
実質 そのラウンドで獲得できる破滅ポイントが2倍になるのだ
さらにエルダーサイン(非公開の勝利点)を1〜3ポイント獲得できる
自分だけ勝利条件を満たした所で バッと公開し ゲームを終了させることが出来る
(カタンの勝利点カードと大体同じポジション)
勝つためにはゲート構築のために 新たな土地を必要とするが
邪神達にとって世界は狭すぎる 故に殴り合いの奪い合いに発展するのだが
この戦闘は 各ユニットの戦闘力の数だけダイスを振る事によって行われ
4〜5で負傷 6で即死
即死は盤上から取り除かれ
負傷は他地域への撤退となる
(HPなどの概念はないので 何度負傷しても撤退するだけ)
コメント
と 基本的なルールはそれほどでも無いのだが
各勢力には個別に特殊能力やその獲得方法が用意されており
呪文書+各勢力の特殊能力+ユニットの特殊能力 これが4セット(4人プレイの場合)
都合 30強の特殊能力が乱れ飛ぶのだ
クトゥルフの”貪り”で相手に戦闘するチャンスすら与えずに殲滅したところにグールがやってきてはクトゥルフを”死体喰い”でひっぱたき よろめいたクトゥルフの移動先を這い寄る混沌の”狂気”が決定する
”ゾンビ化”によってゲートを確保していた信者をゾンビにし そこにやってきた”赤き印”を額にスタンプされた黒仔山羊がゲートを支配する
特殊能力が多すぎて 初プレイじゃまったく把握できませーん
自分の特殊能力で手一杯だよ
果たしてゲームバランスがちゃんとしてるかどうかは
まだまったくわからないが
自分の担当する勢力の特性を探りながら上手い立ち回りを模索する感じは
なかなか悪くないかなぁ
次はもっと上手く動けると思うんだ が原動力
初プレイではブラックゴートが怒涛の絶滅儀式とエルダーサインでゴール
見よこの地獄絵図
僕の担当したクトゥルフは僅差で勝利ならず(緑)
petersengames
と思ったらオルカファクトリーで取り扱うようです
当然というか直接公式HPに注文するよりは高くつくようですが 微々たる差なので 手間賃と考えれば安いくらいだと思います
(違いますね そもそも高い)
追伸:ボードゲーマーの味方
”カホンバッグ”がクトゥルフウォーズを運搬するのにピッタリだぞ
フローレンの貯金箱と例のビール缶が大体同じ
めっちゃ面白そうですね。
キックスターター初めてだけど挑戦してみようと思います。
あっ、その前にお金貯めなきゃw
キックスターターは出資金を十分に集めたので もう終了して通常の販売に移ってますね
なので 公式HPを通じて海外輸入するか
オルカファクトリーで注文するか
あるいはヤフオクでたまに出品されてたりします
この中だとヤフオクが比較的安く手に入る場合がありますが いつ手に入るかはわかりにくいですね
結構頑張って訳した結果、同じことを知りましたwww
一緒にいつもゲームをしている子たちで
お金を出し合って、オルカファクトリーさんで注文しようとおもいます。
しみくんさんが、作成した日本語化シールのデータって
どこかで公開されているのですか?
ちょっとブログに上げるのは憚られるんですね
メールくれれば送りますよ
simimaru☆junkland2.sakura.ne.jp
あとクレジットカード持ってて
海外通販に抵抗がないなら
公式HPで注文すると 送料込みで3万円以内で買えます
https://petersengames.com/product/cthulhu-wars-core-game/
日本語ルールは有志の方が公開してます
http://zomps.at.webry.info/
超重ゲーや個人ターンで考える時間が長くて待ちくたびれちゃうほどのゲームは好みじゃないので
良かったら教えてもらいたいです!
基本のルールはそれほど難しくは無いと思います
他の大箱系ゲームと比べても大差ありません
ただ各派閥ごとの特殊能力が全て異なるので 他プレイヤーの使う派閥の能力も把握してからが本番といった感じです 最初の1ゲームはチュートリアルと考えて差し支えないと思います
プレイ時間は初めて遊ぶ場合は3時間くらい 慣れれば2時間くらいだと思います
物理的な重さはありますが 超重ゲーかというとそうでもないと思います
他プレイヤーの考える時間によるダウンタイムに関しては
ある程度計画が立てられるゲームに比べると多少かかるかもしれません
東京都内で遊べるのなら 基本セットだけなら持っていくのは不可能ではないので 気が向いたら連絡ください
(重い軽いの感覚に関して テラミスティカは重いがプエルトリコやアグリコラは そこまで重くはない と思っています)
一応もう1段大きいカバンを注文してみましたが。
けっこうふにゃふにゃしていて 普通に入りました でもぴったりって感じではなかったかもしれません きっちり奥までには入らずに隅に隙間が出来ていたような気がします でもジッパーを閉じるのには問題ありませんでした
でも持ち歩くのはあまりにしんどいので カホンバッグは捨ててしまいました……
いますし、他のボドゲを持ち運ぶ用にもとりあえず買ってみます!
ありがとうございます